香港科学園で10月14日、中山大学香港高等研究院が研究院の正式な運営開始を示した。これは中国本土の大学の香港初の総合性研究機関で、国家級高水平大学が国境を越えて学校を運営するための新たな模索であり、管理構造、制度体系、人材育成モデルなどの面で先行、試行を展開する。中山大学は、北京中医薬大学の元学長で、中山大学の元副学長の徐安龍氏を初代院長に迎えた。研究院は世界一流の人材を導入及び育成し、最先端の交差学術研究を強化し、未来産業化技術を積極的に発展させ、国内外に大学院生を募集、育成していく。今年は博士・修士の院生を初めて受け入れ、今後は学部教育も展開し、より多くの優秀な若者を香港で学び、仕事をさせる予定である。
現在、中山大学は学校関連の優勢な科学研究チームを香港に派遣し、100人近い研究チームを立ち上げ、また、広東省と香港の政策と制度の優位性を十分に活用して、世界に向けて高度人材を募集する。徐安龍氏は、研究院が生物医学研究センター、応用数学研究センター、人文社会科学交差研究センターの3大のセンターを先に建設したと発表された。現時点で研究院は香港理工大学、香港城市大学と医工融合分野で覚書を締結し、また香港中文大学と生物学分野と応用数学分野で共同実験室を建設し、科学研究と人材育成の協力を展開している。その他、粤海集団、珠江投資などの企業と連携して、共に科学研究、人材育成、学生育成などを展開する。
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