香港日本産食品等輸入拡大協議会と在香港日本国総領事館は3月13日、「九州産花きを使ったい けばなレクチャー&デモンストレーション」を共催した。

香港日本産食品等輸入拡大協議会は、香港における日本産農林水産物、食品等の輸入拡大に官民が一体となって取り組むため2020年6月に設立された。在香港日本国総領事館、JETRO、地方自治体、日本料理店協会等が参加している。政府機関などの支援を得た民間主導の取り組みは海外初の試みとなる。今回のイベントは、令和2年度(2020年度)日本産農林水産物・食品海外販路開拓緊急支援事業農林水産省の補助事業を受けて開催された。同協議会花き輸入研究分科会代表の宮崎県香港事務所の山田輔・所長は「熊本産および宮崎産、鹿児島産を中心とした 117種類の花き を使ったいけばな体験等を楽しんでいただきたい」と挨拶し、日本産の花の魅力を香港の方々に知ってもらうために九州産の花を使ったプロモーションなどの取り組みを行ってきたことを紹介した。

熊本産のアリウムやレンギョウ、宮崎産のスイートピーやラナンキュラス、ダリア、鹿児島産 のテッポウユリやオリエンタルリリーなど、日本の春を感じさせる花々を使い、草月流理事、いけばなインターナショナル香港支部のメンバーである何顯成先生のデモンストレーションが行われた。また香港日本産食品等輸入拡大協議会座長と日本料理店協会会長を務めるZenFoodsの氷室利夫・会長は「日本の花を香港に向けて輸出を促進し、多くの香港の人たちに日本の花々を届けることで、花との交流を通じて日港関係が益々盛んになってほしい」と総評した。
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