中国本土、香港、フィリピンで事業を展開している九龍倉酒店(ワーフホテルズ)のジェニファー・クローニン社長は、日本市場に進出する計画を明らかにした。2月8日の香港メディアによると、クローニン社長は新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行がビジネスに大きな影響を与えているが、これを契機に社内の業務改革と事業拡大につなげるとの方針を示した。高級ホテルサービスは新型コロナ収束後の観光客の回復による恩恵を最初に受けると期待しており、今年はタイと日本での事業開拓を準備しながら、本土でも新しいホテルをオープンする予定だ。ワーフのホテルズの収益は新型コロナ流行の影響を受けて昨年上半期は約54%の減収となった。しかし昨年10月の本土のゴールデンウイークのパフォーマンスを見る限り、旅行が解禁されれば旅行者は非常に活発に動き、高級ホテルは大きな恩恵を受けることが明らかであるため、業界の長期的な見通しについては悲観してはいないと述べた。

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