陳茂波・財政長官が2月22日に発表した2023/24年度財政予算案では、経済発展に向けてデジタル化経済の推進が提唱された。香港のデジタル化経済の推進を加速させるため、財政長官が主宰するデジタル化経済発展委員会がデジタルインフラ、安全な越境データ流動、企業のデジタル転身、人材サポートの4大分野について詳細な検討を進めていると指摘。委員会の下の4つのワーキンググループが年内に政府に具体的提案を提出するという。インフラでは人工知能(AI)スーパーコンピューティングセンターを建設。事業化調査を23/24年度に完了する。香港では多くの中小企業が積極的にデジタル転身を模索し、業務の付加価値を高めようとしている。このため政府は5億ドルを確保し、企業のデジタル転身をさらに加速させるための「デジタル転身支援パイロットスキーム」を打ち出した。またウェブ3への対応として5000万ドルを拠出してウェブ3生態圏の発展を加速させる。大型の国際フォーラムを開催するほか、昨年10月に発表したバーチャル資産政策宣言に続き、バーチャル資産発展タスクフォースを設置する。
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