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香港―経済

交椅洲の埋め立ては2~3年遅れる

新年度財政予算案を発表したばかりの陳茂波・財政長官は、交椅洲人工島の埋め立てが遅れることを明らかにした。3月2日付香港各紙によると、交椅洲人工島プロジェクトは実現可能性調査をまず完了させる必要があると述べ、関連計画は必ず完了すると強調した。当初は2025年末に埋め立て開始予定だったが、現時点では2~3年遅れるとみられている。陳長官は「交椅洲人工島には戦略的重要性がある。新たなインフラプロジェクトを投資と開発のために民間市場に移管するかどうかを含め、あらゆる関係者からの意見が収集されてきた。このアプローチは政府支出の削減に役立つ可能性がある」と強調。しかし、土地の供給を考慮するとバランスを取る必要があると説明した。

陳長官氏は1日、ラジオ番組に出演し、政府は今後もグレーゾーン跡地の公共利用への放出を継続し、住宅用または商業用のグレーゾーン跡地の所有者は期限までに土地交換を完了する必要があると述べた。 例えば、昨年、粉嶺北と古洞北で土地交換があり、指定された期限内に完了できなかったため、政府は土地の接収プロセスを開始した。現在、政府は高地価政策を維持しておらず、社会の安定と持続可能な発展を支えるために「土地の創出」を続けていると強調した。

財政予算案の記者会見に出席した房屋局の何永賢・局長は、交椅洲人工島の埋め立ての遅れが今後10年間の住宅供給に与える影響についても質問され、人工島自体は10年計画のうちの後半5年間に土地造成後に建物が建つため、当該住宅供給は今後10年間から外れており影響はないと答えた。

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