香港大学法律学院での講義担当に招聘された人権擁護団体ヒューマンライツウオッチ研究員のライアン・トーソン氏は2月1日、特区政府入境処から来港のビザ発給を拒否されたとSNSで発表した。2日の香港メディアによると、トーソン氏は昨年、香港大学から招聘を受け法律学院で人権法について抗議することになっていたが就業ビザが下りず、入境処は理由について説明しなかったと述べた。入境処はメディアの問い合わせに対し、個別案件についてはコメントできず、関連の法律と政策に基づいて各申請を処理していると答えた。トーソン氏は米イェール大学、英オックスフォード大学、米ハーバード大学で法律学博士、哲学博士(人類学)、文学士(政治・性別研究)を取得し、研究範囲には社会運動と人権法の関係、LGBTの権利、差別防止法が含まれている。
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