香港の選挙制度改正案が立法会で可決された後、米国のブリンケン国務長官が非難声明を発表したが、中国本土の多くの政府系メディアは論説を掲載して米国に反撃している。５月３０日付香港各紙によると、『人民日報』は２９日、「米国の政治操作は実質的に香港の民主を破壊している」と題する論説を発表。米国側が近年、香港民衆の「代弁者」、民主の「守護者」を標ぼうして香港に干渉していると批判し、中国側はいかなる勢力も香港に介入することを決して認めないと強調した。また先に掲載された論説では、西側の政治家が香港の民主と人権に関心あるふりをしているのは実のところ香港の選挙制度に抜け道がなくなったら香港事務に介入するルートを失うことを懸念していると指摘している。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。
