新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行が続ていることから、今年は電力会社や房屋委員会傘下の駐車場など、多くの公共サービスが元日からの料金値上げを行わないこととなった。1月1日付香港各紙によると、香港マクドナルドは年明けに値上げをするのが恒例だが、今年は調整する予定はないという。マクドナルドの広報担当者は「香港マクドナルドの商品や価格に変更はなく、市場の状況をよく観察し、業務上のニーズに応じて適切なタイミングで柔軟に判断する」と述べた。特区政府運輸署は昨年12月31日、公共交通費の補助金制度の緩和を今年6月30日まで継続すると発表。これにより月200ドルを超える公共交通費について月400ドルを上限に3分の1を補助する措置が継続する。これに先立ち香港鉄路(MTRC)は昨年半ばに打ち出した特別措置の延長を発表。今年1月1日で終了する予定だったオクトパスの運賃20%割引を3月31日まで延長することとなった。電気料金については、中華電力(CLP Power) と香港電灯(Hongkong Electric)がともに2021年は電気料金値上げを凍結すると発表した。ただし政府の電気料金補助が終了するのに伴いユーザーが支払う電気料金は増加することとなる。
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