特区政府統計処は8月12日、今年年央の香港の人口統計(速報値)を発表した。同日の香港メディアによると、香港の人口は739万4700人で、前年同期に比べ8万7100人減少。減少幅は1.2%となっている。単程証(中国本土からの移住の片道ビザ)による移住を差し引いた香港住民の移住人口は8万9200人に上り、前年の移住人口の4万9900に比べ約8割多い。政府報道官は移住人口には香港住民が仕事や就学など各種目的で香港を離れた流動人数が含まれており、概念上は移民とは異なると強調。香港は国際都市として人口の流動性が一貫して高いが、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行で厳しい入境規制や検疫措置を実施しているため国際行程が影響を受け、香港への移住人数は低い水準にとどまっていると説明した。
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