林鄭月娥・行政長官は2月3日、新型コロナウイルス肺炎拡散を食い止めるため出入境管理所の閉鎖を発表した。
同日の香港メディアによると、政府は4日午前零時から羅湖、落馬洲、皇崗、香港マカオ・フェリーターミナルの4カ所の出入境管理所を閉鎖する。4カ所の閉鎖後は香港国際空港、深セン湾、港珠澳大橋香港側の3カ所の出入境管理所に集中させる。香港には13カ所の出入境管理所があるが、うち10カ所が閉鎖されることとなった。
林鄭長官は前回の閉鎖措置が顕著な効果を表したことを挙げ、今回の措置がさらに人の往来を減少させる効果があると指摘した。中国本土とを往来するフライトもさらに削減するという。林鄭長官は今回の措置は医療関係者によるストとは全く関係ないと強調し「いかなる者も極端な手段で政府を追い込む考えは成功しない」と述べた。感染の疑いのある者を隔離するための検疫センターの立地については、正式に発表していないのに強烈な反対や悪意による破壊があり、防疫活動に影響を及ぼしていると指摘。区議会議員と住民らは反対すべきでないと真剣に呼びかけた。
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