特区政府食物安全中心(センター・オブ・フード・セーフティー=CFS)は1月21日、フランスから輸入されたパンの原材料に発がん性物質が含まれている疑いがあると発表、市民に食べないよう呼び掛けている。同日付政府公報によると、問題の製品は「City Super Limited(シティースーパー)」が輸入し販売していた有機雑穀パン「BIOFOURNIL Organic Multigrain Mini Loaves」。1パックの内容量は360グラムで、ロットナンバーが3419390404928、賞味期限が2021年2月24日および3月10日となっているものだ。CFSは先ごろ、欧州委員会の食品・飼料早期警告システム(RASFF)によって、当該製品の原材料として使用されているゴマから「エチレンオキシド」が検出されたため回収するとの情報を得たという。また、同製品が香港にも輸入されていたことが分かった。CFSではすでに当該製品の販売中止と回収を指示。シティースーパーでは当該製品の販売を中止し、回収を行っているという。同社では使用および食用しないよう呼び掛けるとともにホットライン(2736ー3866)を設置し問い合わせに対応している。

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