親政府派の立法会議員である何君堯氏が2019年11月6日に屯門の街頭で区議会議員選挙の選挙運動を行っていた際、31歳の無職男性にナイフで刺された事件で判決が下された。9月28日付香港各紙によると、無職男性は先に高等法院(高等裁判所)で傷害企図と傷害の2つの罪を認め、27日に禁固9年の量刑が下された。裁判官は本件を「最も恐ろしく理知を欠いた襲撃」と形容し、政治理念が合わないことやメンタル面の病を抱えていることは襲撃の理由にならないと指摘。何氏の傷は深刻ではなく心理的な傷跡も限られるものの、被告が事前に現場を2度視察し、事件発生時に2本の刃物を所持していたことなどを考慮し、罪を認めたことで禁固12年の起点から4分の1の刑期を差し引いて9年の量刑を下したという。
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