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香港―社会

保安局、タイに赴き香港人12人救出

香港の人々を東南アジア諸国に誘い出し、不法就労させるために拘束する事件が再燃している。1月13日付香港各紙によると、特区政府保安局は12日、最近の状況を踏まえ、事件のさらなる調査のため、卓孝業・副局長率いるタスクフォースをタイに派遣したと発表した。警察、入境処の職員も含まれている。卓副局長は、当局が現在、合計28人から助けを求められており、うち16人が香港に戻り、残りの12人は現地で拘束され、個人の安全が制限されていると指摘した。今回の行程はタイ当局と最新のニュースや情報を交換し、実現可能な解決策を模索し、最終目的は拉致された香港市民全員を香港に帰還させることと説明した。

保安局は12日、当局は香港の人々が東南アジア諸国に誘い出され、不法就労のために拘束されたという疑惑を非常に重視していると述べた。昨年第2四半期以来、状況が再燃する傾向が見られている。当局はこれまでに、東南アジア諸国で拘束され、その地域から出られないと主張する香港住民に関する合計28件の事件を受理している。うち16人は香港に戻り、残り12人については、個人の自由は制限されているものの、依然として安全であり、家族やグループと連絡を取ることができたと報告した。

被害者と連絡を取ったと伝えられており、その一部はタイ・ミャンマー国境にいる。タスクフォースは、タイ駐在の中国大使館、タイ法務省の代表者、タイ首相が議長を務める人身売買対策委員会と会談する予定。タイの関係当局に対し、助けを必要としている人々の救助に全力を尽くすよう要請している。

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