広東省台山原発で放射性物質が漏えいした疑いがあるとの報道に対し、特区政府は高い関心を表明した。保安局は6月14~15日、この件について中国本土の関連部門と連絡を取ったと発表。国家核安全局からの情報によると、台山原発は現在安全な状態にあり、いかなる放射性物質の漏えいもなく、環境に対して影響はないことを確認したという。フランス電力(EDF)は先に中仏合弁の台山原発で希ガスの濃度が上昇しており、燃料棒に問題が発生した疑いがあると報告した。15日の香港メディアによると、香港のエネルギー戦略コンサルティング会社ザ・ランタオ・グループのデビッド・フィッシュマン・マネジャーはBBC(中文)とAFPのインタビューを受け「燃料棒の破損または亀裂は業界ではよくあること」と述べ、一般的には燃料棒から漏えいが検出された場合、現場のエンジニアが適切に設備の稼働を維持しながら次の燃料棒交換時に破損した燃料棒を取り除く責任がある」と説明した。
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