三井物産が出資しているバーチャル保険会社の保泰人寿(Bowtie)は昨年の業績を発表した。5月31日付香港各紙によると、昨年末現在の保障総額は600億ドル余りで、前年末に比べ50%増。顧客数は前年比50%増の9万人。同社の共同創設者兼共同CEOの顔耀輝氏は、保険料総額は月4~5%の伸び率を保ち、来年には目標とする1000億ドルを突破し2~3年以内に収支均衡を達成するとの見通しを示した。同社の中核業務である任意医療保険(VHIS)の昨年の保険料収入は8000万ドルで、今年中に1億ドルに達する見込み。また団体医療保険では中小企業と科学技術企業に注力し、現在500社余りにサービスを提供。バーチャル銀行、通信会社、航空会社などが含まれているという。同社はイノベーション科学企業として設立して4年だが、現在も投資者が引き続き増資している。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。