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香港―政治

保釣メンバー、靖国神社デモで判決

尖閣諸島の中国の領有権を主張する香港保釣行動委員会のメンバーである郭紹傑氏と厳敏華氏が昨年12月に東京の靖国神社で抗議活動を行って逮捕された件で、10月10日に判決が下された。

同日の香港メディアによると、保釣行動委員会は郭氏に禁固8カ月、厳氏に禁固6カ月、執行猶予3年の刑が下され、手続きを終えた後に10日夜または11日に香港に戻ると発表した。2人は昨年12月12日朝に靖国神社の入り口前で「A級戦犯・東條英機」と書かれた模造の神札を燃やし、「南京大虐殺を忘れるな」と書かれた横断幕を掲げてスローガンを叫んで逮捕された。

保釣行動委員会の区伯権・副主席は2人の帰港フライトが分かり次第、空港で出迎えるとコメント。同委員会は毎年12月、南京大虐殺の発生日の前に関連地点で陳情を行っており、今年も引き続き在香港日本国総領事館前で日本の軍国主義、中国人虐殺への抗議を行うと表明した。郭氏は民主派政党「工党」元執行委員で、2014年のセントラル占拠行動では金鐘占拠区の風紀委員長を担い『りんご日報』の黎智英・元社長のボディーガードを務めた。

(写真:瀬崎真知子)

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