新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行が深刻化して社交距離措置が引き締められる中、レストランや中華料理チェーンが暫定休業を発表したのに続き、旺角の倫敦大酒楼とセントラルの陸羽茶室などの老舗レストランが2月12日から営業を停止した。同日の香港メディアによると、倫敦大酒楼は2700平方メートルの店舗面積を持ち顧客も多く、各テーブルで顧客のワクチン接種証明を確認することは煩雑であると説明。ワクチンパスによる売り上げへの影響は大きくないものの、新型コロナ流行により顧客も減少し、現在の売り上げは新型コロナ流行前の5%にすぎないという。12日から10日余り休業することとし、職員は無給休暇の扱いとなっている。89年の歴史をもつ陸羽茶室も12日からの休業を発表。新型コロナ流行がまだピークに達していないことから、流行が落ち着いてから再開する意向だ。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。