香港税関は先ごろ、携帯電話の模倣品の密輸を摘発した。３月１９日付政府公報によると、当局は商標所有者の協力を得て、３月１４日に観塘地区の宅配物流センターで海外へ出荷予定の貨物２件を検査したところ、偽造の疑いのある携帯電話約１５０台（市価１０万５０００ドル相当）が見つかり、これを押収した。その後捜査を進め、当該貨物の発送元である会社を特定。３月１７日に家宅捜索し、３６歳の男を事件にかかわった容疑で逮捕するとともに現場でさらに見つかった模倣品と見られる携帯電話約５１００台（市価３５０万ドル相当）を押収した。また同日、同じ地区にある別の会社も事件に関与しているものと見て５５歳の容疑者の男を逮捕し、模倣品と見られる携帯電話約３９００台（市価２８０万ドル相当）を押収した。この一連の摘発で押収された模倣品の携帯電話は計約９０００台、市価は計約６４０万ドルに上るという。（写真・政府新聞処）
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