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香港―経済

債券通「南向通」が24日に開始

中央政府による香港支援策が続々と打ち出されている。9月16日付香港各紙によると、10日に「跨境理財通」が開始されて1週間足らずだが、香港金融管理局(HKMA)と中国人民銀行(中央銀行)は24日に債券通「南向通」を正式に始動すると発表。資格を満たした中国本土の機関投資家が香港でいかなる債券にも投資できることとなる。ただし投資上限は年間5000億元、1日200億元となる。香港から本土への投資を認める債券通「北向通」はすでに4年前に開始されていたが、香港金融界が待望していた本土から香港への投資を認める「南向通」がようやくスタートする。林鄭月娥・行政長官は「南向通」が展開されることにより債券市場の全面的な双方向流通が実現し、両地の金融市場のさらなる相互流通が推進されると歓迎した。第1段階で資格を持つ機関投資家は人民銀行が認可した41社の公開市場業務1級交易商、適格国内機関投資家(QDII)、人民元適格国内機関投資家(RQDII)となる。本土の投資家が「南向通」を通じて投資できる範囲は「北向通」を参考とし、初期はスポット取引だけ認め、香港市場で取引される域外で発行された債券すべてが対象となる。

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