民主派団体の民間人権陣線は1月1日、新年恒例の元日デモ行進を行った。
同日の香港メディアによると、デモは逃亡犯条例の改正撤回をはじめとする5大要求などを掲げて銅鑼湾ビクトリア公園からセントラル遮打道まで行進。予定より30分早い午後2時半にビクトリア公園を出発し、午後4時ごろに先頭が遮打道に到着した。
民間人権陣線は参加者数を正確に計算することは不可能として、状況からみて昨年6月9日のデモ行進の参加者数103万人を超えたと推計。警察の推計では午後5時15分までにビクトリア公園にいた人とすでに出発した人を合わせて6万560人と発表した。
デモ隊が湾仔で火炎瓶を投げるなどしたため、警察は午後5時半に民間人権陣線にデモ隊と集会の即時解散を要求した。湾仔の香港上海銀行(HSBC)支店、中国人寿大厦、パシフィックコーヒー、セントラルのHSBC本店、天后のスターバックスなどを襲撃。デモ終了後もデモ隊はセントラル、湾仔、銅鑼湾一帯に集まっていたため、警察は催涙弾や放水車で排除。同日中に約400人が逮捕された。
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