元朗にあるショッピングモール「YOHO MALL」で現在、青森県との共催で青森の食や装飾、伝統工芸などをテーマにしたイベント「小青森―都市農莊 青森光之祭典」が開催されている。
JALグループの日本航空香港支店、ジュピターグローバル、JALサテライトトラベルの3社は3月27~28日の2日間にわたり共同で出店した。3社それぞれの得意分野を合わせ、県産品の紹介と需要開拓、将来の旅行先としての想起を目的としている。日本航空香港支店は過去に香港発青森行きチャーター便の運航実績もあり、香港の有力旅行会社向けの視察ツアーを実施するなど青森県と良好な関係を築いてきた。
イベントではコロナ禍で日本への渡航が叶わない香港市民に青森県産品のリンゴや「津軽びいどろ」の食器、「あおもり藍スプレー」などが販売され大盛況だった。今回はリンゴそのものは販売しておらず、リンゴの木のオーナーになる商品を販売。きむら果樹園と共同開発したリンゴの木のオーナー制度商品「青森蘋果樹預購計劃」は一年間リンゴの木の「オーナー」になり、定期的にその木のりんごの育成過程のニュース配信や、収穫されるリンゴが自宅まで届けられる。
来場した人は「次の旅行は青森に行きたい」「コロナが収まったらJALで青森行きを飛ばしてほしい」など、日本旅行の解禁が待ちきれない様子だった。JALサテライトトラベル/日航天地旅遊有限公司の藤田亘宏・董事長は「初めての試みでしたが、香港JALグループ一体となって無事にイベントを終える事ができた。これからも様々な形で日本各地を盛り上げることに挑戦していきたい」と述べた。イベントは4月6日まで開催される。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。