香港警察が7月6日に摘発した香港独立派組織「光城者」はゲストハウスの部屋を借りてTATP爆弾を製造していたことが分かった。7日付香港各紙によると、警察は同組織のメンバー9人(15~39歳)を逮捕。うち6人は中高生で、さらに大学管理職、中学教職員が含まれていた。彼らは香港版国家安全法第24条の「爆弾使用によって社会に深刻な危害を与えるテロ活動を共謀画策した罪」の容疑で逮捕された。逮捕者のうち1人は資金提供者で、バプテスト大学持続教育学院の広報主任。2012年に樹仁大学新聞・伝播学系同窓生の身分で国民教育撤回を要求する署名に参加していた。また逮捕された中学教職員はその妻である。「光城者」メンバーは6月に尖沙咀のゲストハウスで100平方フィート未満の部屋を借りて実験室とし、TATP爆弾を製造。テロ襲撃によって香港独立を宣揚する狙いで、7月上旬には海底トンネル、鉄道、裁判所、路上のゴミ箱などに爆弾を仕掛けて大量の死傷者を出す計画だった。
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