第１３期全国人民代表大会（全人代）第５回会議が３月５日に北京の人民大会堂で開幕した。同日の香港メディアによると、出席すべき全人代代表は２９５１人で、実際の出席者は２７９０人、１６１人が欠席した。栗戦書・全人代委員長は出席者数が法定人数に達していることから会議の開幕を宣言した。李克強・首相が発表した政府活動報告では今年の国内総生産（ＧＤＰ）伸び率目標を約５．５％に設定。市場の予想とほぼ同じだが、昨年の目標より低く設定された。昨年の政府活動報告ではＧＤＰ伸び率目標は６％以上と設定され、最終的に昨年のＧＤＰ伸び率は８．１％を実現した。アナリストは「昨年は基数が低かったことから高いＧＤＰ伸び率となったが、２０２２年は基数が高くなるため伸び率目標を下方調査することは正常であり、決して経済成長が大幅に低下するわけではない」と解説している。
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