公共住宅の入居待ち時間がさらに延びたことが分かった。2月10日付香港各紙によると、房屋委員会が9日に発表した2020年12月末現在の賃貸型公共住宅の累積入居申請(当選待ち状態)は25万3400件。うち一般(家庭)の申請者は15万3900件で、平均待ち時間は5.7年。待ち時間は前期に比べ0.1年延びて過去21年で最長となった。高齢の単身申請者の待ち時間も3.4年に延びた。房屋委員会は平均待ち時間が延びた原因として、主に火炭の駿洋邨が昨年はほとんど検疫センターとして使用されていたこと、粉嶺の暉明邨が昨年初めに深刻な破壊を受けたことから、予定通りに申請者に割り当てられなかった影響によると説明した。駿洋邨と暉明邨への入居手続きは徐々に完了していることから、全体的な割り当て作業は正常な状態に戻りつつあるという。
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