12月21日は冬至。香港市民は冬至に家族そろって食事をする慣わしがあるが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大から18時以降のレストランでの店内飲食が禁じられているため自宅で料理をする人が多くなりそうだ。そんな中、比較的値段の安い冷凍肉を選ぶ消費者が増えている。12月20日の香港メディアによると、相互感染を防ぐために自宅に集まる人数も少なくし、費用も抑えるつもりという市民が多いという。また、街市(公設マーケット)の精肉店店主の話では、例年よりも冬至用の食材を買う客が増えているが、消費額が少なく、安価な冷凍肉が人気だそうだ。ここ数日の売り上げは昨年同時期と比べ60~70%も増えていて、冷凍の鶏肉や牛肉が売れている。一方、値段が高いせいか魚介類を選ぶ客はあまりおらず、新型コロナ禍の消費の冷え込みを感じさせるという。

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