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香港―社会

冬至の家族の集まりで感染が拡大

特区政府衛生防護中心は12月24日、同日午前零時までに確認された新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)患者は71人で、累計8425人(疑い例1人を含む)に達したと発表した。同日の香港メディアによると、患者のうち30人が感染経路不明で、地場感染者61人の半数を占めている。海外からの流入は10人だった。過去14日(12月10~23日)の累計感染者は1174人に上り、うち1088人が地場感染、そのうち405人が感染経路不明となっている。衛生防護中心伝染病処の張竹君・主任によると、最近確認された症例の多くは冬至の家族の集まりが引き金となっていると指摘。13~14人または15~16人の家族の集まりで感染が相次ぎ、家族全員とその集まりに参加した3世代に影響が出ているという。張主任は「感染経路不明の患者1人から10人以上に感染する可能性があり、このままではウイルス流行は継続するばかりで、市民はリスクを見極めて慎重に対応しなければならない」と強調。クリスマスから新年にかけての休暇ではグループ活動などを避けるよう市民によびかけている。

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