香港大学生物医学学院の金冬雁・教授は中国本土との出入境が再開されても新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行が激化することはないとの見方を示した。1月3日付香港各紙によると、金教授は「推計に基づくと香港の市中では1日15万~20万人が新型コロナに感染しており、ウイルスはすでに風土化し外来感染者に対する緩衝能力があるため、出入境再開が地場の新型コロナ流行を激化させることはない」と述べた。ただし本土からの入境者は5日連続で快速抗原検査を行うことを提唱し、ワクチンを3回接種していればより理想的と説明した。また全面的に出入境を再開した後も香港の医療システムに大きなリスクをもたらすことはないと指摘。全体的な割り当て枠について、1週間以上の観察を経れば香港の公共医療システムに対する負荷が分かるため、その際に人数を緩和するかどうか再検討すればいいと述べた。

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