林鄭月娥・行政長官が１０月６日の施政報告（施政方針演説）発表に先駆けて、中国本土との出入境再開は任期中の最優先課題と表明していた。１０月７日付香港各紙によると、消息筋は特区政府が出入境再開と地場感染ゼロの維持を短・中期目標とし、新型コロナウイルス感染症（ＣＯＶＩＤ―１９）流行状況は本土並みにする意向であると明かした。当局は本土から提示された感染者の追跡作業を支援する健康コード開発などを年内に完了する。創新及科技局と共同研究している健康コードは全市民健康コードとなる可能性もあり、全市民に「安心出行」のインストールを要求し出入境コードと相互乗り入れする形となる。先に深セン市で開催された本土との防疫対策マッチング会議では段階的に出入境再開を進めることが討議され、できるだけ早く２回目の会議を行うこととなった。２回目の会議の時間、場所、方式は決まっていないが、本土の専門家は香港に来て視察したいとの希望を表明していた。
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