香港版国家安全法の初の起訴案件で昨年7月、唐英傑・被告に「国家分裂扇動罪」「テロ活動罪」で禁固9年の刑が下された。1月13日の香港メディアによると、唐被告は昨年8月に有罪判決と刑期について上訴を提出し、高等法院(高等裁判所)上訴庭の裁判官は上訴の審問を今年3月22~23日に行うと決定した。だが司法機関のホームページには同案件の審問がスケジュールに組み込まれていない。唐被告は昨年12月13日に獄中で法廷に上訴を放棄する手紙を送ったもようで、法律援助弁護士団には事前に知らせていなかった。担当弁護士の郭兆銘氏は法廷からの手紙でこのことを知り、驚きを見せている。

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