特区政府は４月２９日、先に包装欠陥が見つかり封印されたバイオＮテックの新型コロナウイルス感染症（ＣＯＶＩＤ―１９）ワクチンの２ロットをドイツの同社工場に送り返すと発表した。同日の香港メディアによると、政府は３月２４日に同ロット（２１０１０２、２１０１０４）のワクチンに包装欠陥があるとの通知を受けた。瓶のふたが緩んでたり、液体が漏れているなどの欠陥があったことから、同ワクチンの使用を即時停止した。政府はバイオNテックから通知を受け、同２ロットのワクチンをドイツの工場に返送することとなった。同社は包装欠陥について調査を行い、ドイツの包装工場１軒で金属リング圧着プロセスが完全でなかったことが原因だと確認した。
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