屋台の名店といわれる北角街市の「東宝小館」が食物環境衛生署の規定に違反して賃貸契約を打ち切られ、9月1日に廃業を決定したと発表した。同日の香港メディアによると、食物環境衛生署の調査で同店の4人の賃貸借り受け人が関連業務の経営者でないことが発覚。4人は長期間にわたり同店の経営業務に携わっておらず、ひいては海外に長期間滞在していることから賃貸条件に違反していることが認められた。「東宝小館」の責任者の1人でマネジャーの張醒超氏は、食物環境衛生署の賃貸契約打ち切りに対して上訴しないと表明。このため同店は2日までに用具を片付けてテナントを食物環境衛生署に返還しなくてはならない。最後の営業日となった1日には多くの常連客が集まり、2017年の行政長官候補で元裁判官の胡国興氏も食事に訪れた。
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