東京五輪に香港代表として参加したバドミントン選手が、香港特別行政区の区旗が印刷されていない黒いユニホームを着て試合に出場したことが物議を醸したことから、香港オリンピック委員会が7月26日に声明を発表した。27日付香港各紙によると、香港オリンピック委員会は社会大衆が事件に注目していることに理解を示し、今後、各体育協会と交渉して選手の競技時のユニホームに関する規定やガイドラインの制定が必要かどうかを検討し、選手が競技に専念できるよう全力でサポートすると述べた。バドミントン男子代表メンバーの伍家朗選手は五輪参加前にスポンサーであるヨネックスとの契約更新ができず、日本への出発が間近に迫ったためユニホームを自前で準備することにした。このため区旗が印刷されていない黒いユニホームを着たことから政治的主張かと疑われた。
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