港九労工社団連会(労連)の調査で労働者の過半数は過去1年、昇給が凍結されていたことが分かった。11月6日付香港各紙によると、調査は8~10月にアンケート形式で実施し、各種業界の被雇用者1185人から回答を得た。この結果、57%は昇給凍結、10%は減給されたと答え、中でも観光、航空、飲食の業界が深刻だった。一方、33%は昇給があったと答えたが、平均昇給幅はわずか2~3%だった。適切な昇給幅については、40%が4~6%と答えた。労連の立法会議員である林振昇氏は、多くの労働者は前年度の給与調整幅に不満を持っており、来年は改善するのを期待していると指摘。新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行がまだ収束しておらず一部業界はまだ正常化していないものの、収益能力のある企業は成果を職員に分配するよう求めた。

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