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香港―社会

南京大虐殺犠牲者追悼日の注意喚起

在香港日本国総領事館は12月6日、13日の南京大虐殺犠牲者国家追悼日に関して以下の注意喚起を行った。また例年、同日には在香港日本国総領事館が所在する中環地区において抗議活動が行われているため、今年も同様の抗議活動が行われる可能性がある。同日の外出等で特に同地区の交易広場(Exchange Square)やその周辺に近寄る必要がある場合には周囲の様子に細心の注意を払うよう求めた。

(1)12月13日は南京事件(南京大虐殺犠牲者国家追悼日)の日です。過去の日中間の歴史にかかわる日においては、特に注意する必要があります。

(2)当地の状況は中国各地の状況とは必ずしも同様ではないものの、最近、中国各地で無差別殺傷事件が発生しており、外出時にはこれまで以上に安全面での注意が必要です。また、外出の際には、不審者や車、バイクなどの接近等、周囲の状況にくれぐれも留意し、安全確保に努め、複数人で外出する等、特にお子様連れの場合には、十分に対策をとるようご注意ください。加えて、中国本土へ入境する際は、特に以下のような点に留意いただくようお願いします。

・現地の習慣を尊重し、現地の方と接する際には言動や態度に注意する。

・外で周囲に聞こえるような声量で日本語を話すこと等は極力控えるとともに、日本人同士で、集団で騒ぐなどの目立った行為は避ける。

・一見して日本人と推測される服装をしたり、そうした物を携帯したりすることは避ける。

・周囲の状況に注意を払い、大勢の人が集まる広場や多くの日本人が利用すると思われやすい場所は可能な限り避ける。

・少しでも不審に感じる人物や集団等を見かけた際には近付かないようにし、速やかにその場を離れる。

(3)例年、同日には、当館が所在する中環地区において、南京事件に関して複数の団体が横断幕を掲げてマイクパフォーマンスを行うなどの抗議活動を行っており、今年も同様の抗議活動が行われる可能性がありますので、同日、外出等される場合には、以下の点に留意していただきますようお願いします。

・特に、当館が所在する中環地区の交易広場(Exchange Square)やその周辺に近寄る必要がある場合には、周囲の様子に細心の注意を払う。

・抗議活動等に遭遇した場合は決して不用意に近づかない。その様子をスマートフォン等で撮影したり、個人のSNSで発信する等の行為も不用意に行わない。

・万一、警察側に身分確認等を求められる場合に備え、外出時には香港ID等の身分証明書を携帯する。

・不審物や所有者が明らかでない物には近づかない。

・万一、トラブルに巻き込まれた場合には、速やかに当館(電話:852-2522-1184)に支援を求める。

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