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香港―社会

卵麺に食品添加物含有で回収

先ごろ香港で市販されているパック麺に防腐剤が含まれていることが分かり、当局が注意を促している。政府食物安全中心(センター・オブ・フード・セーフティー=CFS)は10月19日、二酸化硫黄が含まれていた中国産の卵麺を回収すると発表した。同日付政府公報によると、問題の製品は「寿桃」ブランドの幅広タイプの麺「全蛋麺(寛條)」で、1袋の内容量は454グラム、賞味期限が2022年12月1日となっているものだ。CFSが先ごろ、通常の食物監測の一環でサンプル検査を行ったところ、柴湾のスーパーマーケットで販売されていた同製品に二酸化硫黄が含まれていることが分かった。含有量は条例で定められた上限を下回るものの、製品の包装に同成分の名前や食品添加物の作用が明記されていないことから、販売中止および回収を指示したという。二酸化硫黄は抗菌作用をもち、ドライフルーツや酒などに使用される保存料だが、呼吸器を刺激し、せきや気管支喘息などを引き起こす恐れがある。販売代理店の新順福有限公司では使用および食用しないよう呼び掛けるとともにホットライン(2461ー0190)を設置し問い合わせに対応している。

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