広東省台山原発で放射性物質が漏えいした疑いがあるとの報道に対し、フランス電力(EDF)はAFPの取材を受けた際に漏えいを否定した。6月16日付香港各紙によると、EDFは台山原発の1号機の1次回路で希ガス濃度が上昇する状況が発生し、燃料棒の破損によって蓄積された機体が放出された疑いがあるが、放射性物質の漏えいではないと説明した。国際原子力機関(IAEA)も「放射性事件が発生したことを示す形跡はない」と発表した。中国メディア『観察者網』は15日、「中国原発に関するデマを流してCNNは再び信用落とす」と題する論説を掲載。エネルギー専門家のデビッド・フィッシュマン氏の話を引用し、台山原発の合弁相手である中広核が米国の輸出規制リストに入っているため、EDFが米国に連絡したのは技術共有の制限免除を求めるものだったとしてCNNの歪曲報道を指摘した。
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