台湾で殺人を犯した陳同佳氏が１０月中に台湾に赴き出頭する意向だが、再び出頭への妨げが出てきた。１０月６日付香港各紙によると、台湾の行政院の蘇貞昌・院長は５日、「陳氏が台湾で出頭するためには両地政府がまず意思疎通を図らねばならず、陳氏が『自由行（個人旅行）』で台湾に赴くことはできない。１人の殺人犯を自由に来させることは認めない」と述べ、特区政府の管理の下で台湾側に犯人を引き渡すよう要求した。陳氏はすでに「理律法律事務所」に処理を委託し、数日のうちに台湾に赴くことになっている。特区政府保安局は「陳氏は香港ですでに刑期を終えて自由を取り戻している。特区政府は陳氏が台湾に赴く決定に干渉する権限はない」とあらためて述べたが、台湾側から陳氏の受け入れ承認が明確に通知されれば両地の警務協力ルートを通じて行程の手配を検討すると説明した。
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