特区政府保安局の李家超・局長は9月14日、公式ブログで密航により逮捕されたデモ隊について言及した。15日付香港各紙によると、深セン市公安局塩田分局は13日、越境犯罪の容疑で12人の香港市民が公安局で刑事拘留されていることを正式に発表。李局長は12人が非合法なルートで香港を離れ、中国本土の海域で逮捕されたため、特区政府は他の司法管轄区の法執行に干渉することはできないが、警察が本土の機関と連絡を取って事件の状況を把握していると説明。一方で他の密航したデモ隊5人が台湾当局に拘束され、2カ月余りにわたり外部との連絡が取れていないことについては、特区政府は台湾側から何ら情報は得ておらず、家族からの救援要請も受けていないと述べた。警察は台湾側に問い合わせを行っており、返事を待っているところだという。行政会議メンバーで弁護士の湯家●氏は、昨年の逃亡犯条例改正が完了しなかったことから、特区政府はこれらの者たちの香港への引き渡しを要求する権限がないと指摘した。【●=馬へんに華】
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