台湾の警察が来港し容疑者引き渡し

逃亡犯条例改正のきっかけとなった殺人犯の陳同佳氏について、台湾の警察が香港に人員を派遣し身柄を引き取ると台湾メディアが報じた。１０月３日の香港メディアによると、陳氏の台湾での出頭が確定した場合、台湾側は香港側に陳氏の引き渡しに関するプロセスについて協議し、香港に人員を派遣して香港国際空港のボーディングブリッジで陳氏を引き取り、台湾に到着して隔離検疫を終えてから逮捕して検察当局に移送するつもりだという。台湾の警察当局は今回の件について、先に台湾から大陸に逃亡した朱雪璋氏を福建省アモイ市から台湾に引き渡した方式を採用する可能性が高い。台湾側の人員は台湾の航空会社のフライトで香港に赴き、機内にとどまって入境せずにボーディングブリッジで朱氏の身柄を引き取り、同機で台湾に移送した。陳氏の指名手配を行った台湾の士林地検署は、陳氏が台湾に入境した場合、防疫を優先するため当面は逮捕しないと説明。陳氏の入境後はまず検疫を行い、検疫終了を待って警察が逮捕し士林地検署に移送する。