台湾で11月26日、地方選挙が行われ与党の民進党が惨敗した。27日付香港各紙によると、21県・市長(嘉義市は投票を延期)の選挙では国民党が台北、新北、桃園、台中の4都を含む13ポストを獲得し大勝利を収めた。8年ぶりに台北市を奪還し、蒋介石のひ孫である蒋万安氏が市長に当選した。民進党が獲得したのはわずか5ポストで、史上最悪の戦績となったことから蔡英文・総統が民進党主席を辞任すると発表した。アナリストは「近年の両岸緊張と米国の台湾支援を背景に民進党は多数の民意の支持を得られなかった」と分析している。中国国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮・報道官は26日、選挙結果についてコメントし「今回の選挙結果は台湾島内の平和、安定、良い日々を送ることを求める主流民意を反映している」と指摘。さらに「大陸は引き続き幅広い台湾同胞と団結し、共同で両岸関係の平和的発展と融合を推進し、両岸同胞の福祉を拡大する。台湾独立・分裂と外部勢力の干渉に断固反対し、中華民族の偉大な復興と輝かしい未来をともに手がける」と述べた。

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