政府飛行サービス隊は7月2日、作業船が台風に巻き込まれて事故を起こしたと発表した。同日の香港メディアによると、飛行サービス隊は午前7時25分に香港海上救援協調センターから通報を受け、香港の西南約300キロメートルにある中国本土の作業船「福景001」で事故が発生し、船員30人が船から脱出したことが分かった。現場には台風チャバの目が接近し、風速は時速144キロメートルに達し、視程は500メートル、波の高さは10メートルとなっていた。悪天候のほかに現場付近には多くの風力発電設備があるため、救援作業は高い危険性を伴った。午後3時までに中国本土が救援隊を派遣したほか、香港の飛行サービス隊はCL605定翼機2機とH175ヘリを4機派遣し、船員3人を救助。船は沈没し27人が行方不明となっている。

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