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香港―社会

台風の影響で浸水、最低気温も更新

11月18日夜に香港に接近した台風24号(英名・MANYI=萬宜=マンイー)と東北季節風による影響から11月19日は肌寒い朝を迎えた。香港天文台によると、市街地で今秋に入ってから最も低い気温となる19・4度を記録した。新界地区はこれよりもさらに1~2度低くなった。一方、天文台は11月18日に続き19日、沿岸部や低地、窪地などの浸水に関する注意を促した。大潮と台風24号、東北季節風の影響が重なり、沿岸部では水位が正常値よりも0・3~0・6メートル上昇することが予測されるためだ。例えばビクトリア湾は海図基準面を上回る3メートル近く上昇する可能性があったという。

天文台の予測通り18日は香港の多くの場所で水位の上昇が見られ、政府当局によると沙頭角中英街や大澳、鯉魚門で浸水被害があり、多いところで高さ30センチまで水に浸かった場所もあった。城門河の水際では50センチの高さに達したという。沙頭角では付近住民らが家具や冷蔵庫を高い場所に移動したり、土嚢を積んだり、清掃作業に追われた。天文台は19日午後に最新の状況を発表、最高水位はすでに過ぎ去り、浸水部からも水は徐々に引いているとコメントした。

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