台風２３号（英名・TRAJI＝トラジー）の影響で１１月１３日、香港で台風警報「シグナル８」が発令された。香港の台風警報は１０段階あり、最高はシグナル１０だがシグナル８も高位の警戒レベルで、発令された場合は休校・休業などの措置が取られる。香港天文台によると、今回は年内に発令されたシグナル８としては観測史上最も遅いという。１９４６年の統計開始以降、１１月に襲来した台風は１６個で、うちシグナル８以上の高位の警報が発令されたのは今回の台風２３号を含め４個（１９５４年の台風１９号、１９７２年の台風２７号、２０２２年の台風２２号）だ。これまで最も遅い年内のシグナル８発令は１９７２年１１月８日だったが、今回５２年ぶりに記録を塗り替えた。９月２３日から実施された香港取引所の「悪天候時のノンストップ市場」も初めての運営となった。
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