台風７号（英名・Ｈｉｇｏ＝米国が提案した名前でチャモロ語のイチジクに由来）の影響で、台風警報「シグナル８」と「シグナル９」が今年初めて発令された。８月１９日付政府広報によれば、８月１８日２２時４０分のシグナル８発令に続き、翌１９日１時３０分にはシグナル９が発令された。香港の台風警報は１０段階あり、最高はシグナル１０だが、シグナル９と８もそれに次ぐ高位の警戒レベルだ。１９日１１時１０分にはシグナル３へと降格し、同１３時２0分にはすべての台風警報が解除されたが、この悪天候により香港でもさまざまな被害が出た。政府民政事務総署は臨時シェルター３６カ所を開放し、１９日６時５０分ごろまでに計９７人が避難した。 公立病院の救急処置室に搬送された負傷者は計７人（男性５人、女性２人）、そのうち５人は１９日１７時までに退院した。このほか、１９日１４時までに当局が確認した浸水は３件、土砂崩れはなかった。１９日１６時３０分までに当局に通報があった樹木の倒壊は１２５件に上る。
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