台風9号「馬鞍(マーゴン)」の影響で、8月24日夜に台風警報「シグナル8」が発令された。香港の台風警報は10段階あり、最高はシグナル10だが、シグナル8も交通機関の運休や休業、休校となる高位の警戒レベルだ。香港天文台は24日19時25分にシグナル8を発令した際、発令期間は少なくとも翌25日の6時まで続く見込みと発表し、深夜の外出を控え、翌朝通勤時の悪天候に注意するよう市民に呼び掛けた。そして、台風が香港から遠ざかった翌25日9時20分にシグナル3へと降格し、同16時10分にはすべての警報が解除された。25日の政府公報によれば、政府民政事務総署は臨時シェルター31カ所を開放し、計141人が避難した。 25日7時30分までに公立病院の救急処置室に搬送された負傷者は1人だった。このほか、25日9時までに当局が確認した浸水は1件、土砂崩れはなかった。当局に通報があった樹木の倒壊は4件に上った。
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