台風９号襲来、シグナル１０発令も

超大型台風となる台風９号（ＳＡＯＬＡ）が香港に接近し、天文台は９月１日午前２時４０分に台風警報シグナル８を発令した。同日の香港メディアによると、特区政府は８月３１日に部門を越えた会議で対策を協議した後に記者会見を行い、異例にも翌日午前２～５時にシグナル８を発令すると前倒しで発表。さらにシグナル１０に引き上げる可能性も示唆した。天文台によると、台風９号は９月１日夜から２日の早めにかけて香港に相当接近して通過すると予想。シグナル８は２日の一定時間維持され、進路と強度の変化によって必要があればシグナル１０を発令するという。現在の予想進路では台風は香港以南を通過し、状況は２０１８年のマンゴスチン襲来に似ている。返還後にシグナル１０が発令されたのは現在のところ４回となっている。