警察の国家安全処は先に学生団体「賢学思政」のメンバー3人を逮捕した。9月22日の香港メディアによると、国家安全処は20日、「賢学思政」の王逸戦・召集人(20歳、無職)、陳枳森・元秘書長(20歳、学生)、朱慧盈・元スポークスマン(18歳、学生)を囚人への物資供給準備、市民への「安心出行」使用拒否と武力抗争を呼びかけた容疑で逮捕した。香港版国家安全法第22、23条の「他人に国家政権転覆実施を扇動した罪」で起訴され、21日に西九龍裁判法院で公判が始まった。次の公判は11月3日で、3人の保釈は認められなかった。被告3人は2020年10月25日~21年6月16日、他人に武力または他の違法手段を使用して制度の破壊または中央・香港特区政権機関の転覆に参加するよう扇動した。国家安全処はさらに22日、旺角で19歳の地元女性を逮捕した。容疑は「他人に国家政権転覆実施を扇動した罪」で、拘留して取り調べを行っている。消息筋によると、逮捕された女性は「賢学思政」の黄●琳スポークスマンとされる。国家安全処は早くから彼女の逮捕を準備していたが、行方が分からなくなったため指名手配したところ、21日に黄氏自身が旺角警察署に出頭した。【●=さんずいに元】

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