東区裁判法院で6月2日、マッサージ店の違法経営および売春場所の管理容疑など6つの罪状で起訴された男女4人の初公判が行われた。同日付香港各紙によると、経営者の男(61歳)とマッサージ嬢2人(35~36歳)ら4被告は、有効な営業ライセンスを持たずにマッサージ店を経営していたほか、売春場所の管理をしていた容疑がもたれ、先に香港警察が逮捕していた。当該マッサージ店については今年5月、香港警務処国家安全処の蔡展鵬処長が利用したと報じられ世間を騒がせた。当局が違法風俗店の摘発をしている際に、捜査員が踏み込んだ店に蔡処長が客の1人として滞在していたのだという。警察では、本件に関わる初期捜査は完了したが、今のところ蔡処長に違法行為や規則違反、不道徳な行為は見つかっていないと説明している。香港では組織売春は違法だが、自営の売春婦や買春は違法ではない。

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