国産大型旅客機C919が1月1日から香港―上海発着の一部路線の運航を開始した。同日の香港メディアによると、C919が中国本土以外の定期路線を運航するのは初めて。中国東方航空は新年の幕開けとともに特別仕様「シャインチャイナレッド」の機体塗装を施した国産大型旅客機C919を手配。最初の便は上海虹橋空港を午前8時頃に離陸し、香港には午前11時近くに到着した。飛行時間は約2時間23分で、香港国際空港では最高レベルの歓迎を示すウォーターゲート・セレモニーが行われ、C919を出迎えた。特区政府運輸及物流局の陳美宝・局長、民航処の廖志勇・処長、香港空港管理局の張李佳●・最高経営責任者代行らが乗客を出迎え、記念品を配布した。
陳局長は「今回の飛行は香港の民生航空分野における大きな歴史的進歩を示し、また香港に対する国家の愛と信頼を反映している」と述べた。国際航空ハブとしての香港特別行政区も、その利点を最大限に発揮し、航空分野における香港の成果を国際舞台にもたらす必要があり、将来的に香港は航空機のメンテナンス、人材育成、航空機の融資、リースにおいて優位性を持つ可能性があるという。さらに将来的には、世界とつながっているという香港の独自の利点を活用して、本土の都市との航空ネットワークを拡大し、国産航空機を国際舞台に投入できると語った。初めてC919に乗った呉さんは「少し前に人民義勇軍に関する映画を見て、何年も前はこの国には国産の航空機や戦車がないことを知り、就航の意義は大きい。香港も中国の一部であるため海外ではないが、国産機に乗ると心の中で誇りを感じるはずだ」と述べた。【●=草かんむりに恵】

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