国薬集団傘下の中国生物はこのほど、ウィーチャット公式アカウントで新型コロナウイルス感染症(COVID―19)オミクロンウイルス株に対する不活化ワクチンの臨床試験が香港で認められたと発表した。4月16日の香港メディアによると、中国生物の北京研究所と武漢研究所で研究開発されたオミクロン用の不活化ワクチン2種類が、香港大学・医院管理局港島西医院連網研究倫理委員会の審査で同意を得て、香港薬剤業及毒薬管理局の臨床試験の批准を受け、正式に香港で免疫臨床研究を展開することが認められた。2種類の不活化ワクチンはいずれもオミクロンウイルス株をベロ細胞に接種して培養、不活化、純化、水酸化アルミニウムのアジュバントで生成された。すでに2~3回のワクチン接種を行った18歳以上のグループで免疫臨床試験を行い、2種類のワクチンの安全性と免疫原性を研究する。

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